COUNTER STRIKE 2:予想される変化
まず最初に触れるべきはグラフィックでしょう。現在のゲーム業界では、グラフィックの革新が求められています。CSGOもその例外ではありません。CS2では、4Kや8Kの高解像度を始め、最新のリアルタイムレイトレーシング技術を活用したリアリスティックなレンダリングが期待されます。これにより、マップやキャラクターモデル、エフェクトなど、ゲームのあらゆる側面が大幅に向上し、まるで映画のようなクオリティを持つこととなるでしょう。CSシリーズは競技として側面が大きく、そうした意図でプレイする人たちはグラフィックを下げてプレイすること多いです。それにはFPSを安定させることや敵の視認性を上げる意味合いがあります。ただそれでも新規参入などの面で、ゲーム自体のグラフィックが向上するのは大きいです。今でも頻繁にアップデートが加えられているゲームとはいえ、CSGO自体の登場は10年前です。その状態ではより新しいゲームをプレイするという人も多いでしょう。CS2によってそういう層を取り込んでいけることも期待されます。
追加される新要素
現在明らかになってる新要素はいくつかありますが、その中でもいくつか面白い物をピックアップして紹介していきます。
CS2では武器の売却機能が追加されます。これはバイフェーズで間違って購入したものを売れるようになるという機能です。これにより操作ミスでショットガンを買ってしまったり、買った後に味方と武器状況があっていなかったことに気づいたりしたときに大きく役に立つでしょう。バイに関することだと他にもあり、武器のロードアウトを自由に設定できるようになります。これまでのCSGOでは試合中に購入できる武器はほとんどが決められており、一部の武器は同程度の性能を持つ武器と試合前に入れ替えておくことで購入して利用できました。これからは違います。同じ武器の種別であれば5つまで自由に設定できるようになったため、M4a4とM4a1-sをどちらも利用することが可能になったのです。この変化はゲームに直接影響してくることでしょう。性能的な面では若干M4A4に軍配が上がりますが、値段の違いによって好みが湧かれているのが現状です。しかしこの機能の追加によって、お金があるときはM4A4を使い、ない時はサプレッサーの方を使うことができるのです。他にもピストルだとCZを使うかFive-Sevenを使うかで迷うことがありますが、これでどちらも持っていけるようになったので状況に合わせて使いわけることが可能です。
M4A1-Sといえばあることが問題として上げられていました。それが右クリックの押し間違えによるサプレッサーの取り外しです。初期設定では右クリックでサプレッサーを外すことができますが、敵と打ち合いになる瞬間に誤って触れてしまうとサプレッサーを外すモーションに入ってしまって撃ち負けるということが少なからず起こっていました。対処法としてはそもそも間違えて触らないように気を付けるや、他のキーに設定してしまうということがあげられます。ただ、このバインドはスコープを覗くものと同様でもあり、これを変更してしまうとAWPを使うのが非常に困難になってしまいます。そこでCS2では新たにサプレッサーを外すキーを設定できるようになりました。スコープの展開キーに関して気にしなくても良くなったので、これで事故が減ることでしょう。
サウンドへの大きな変化
ゲームのサウンドは、プレイヤーの没入感を左右する重要な要素です。CS2では、高度な3Dオーディオ技術や物理ベースのサウンドモデリングを導入することで、ゲーム内のあらゆる音がリアルに再現されるでしょう。この技術の導入により、例えば歩く音やリロードの音、遠くの銃声が簡単に認識することが可能になるでしょう。その他にもゲーム内ボイスチャットへのアップデートは大きいでしょう。CSGOのゲーム内VCは、5人全員がフレンドでDiscordやTS3などを使用していない限り、試合を有利に運ぶためには必須の存在です。ただ音質はお世辞にも良いとは言えなく、それによるコミュニケーションエラーが起こる事もあります。これが改善されるのは快適なゲームプレイに大きく一役買うことになるでしょう。
競技シーンへの変化
CSGOの大きな魅力の一つは、そのeスポーツシーンとの深い結びつきです。CS2は、このシーンをさらに発展させるための機能やツールを提供することが予想されます。具体的にはゲーム内のランクシステムの向上でしょう。現状ではゲーム内のランクシステムは上級者にとっては何の意味もない物になっています。サードパーティーのFaceitなどで試合をすることが多く、大会などもそうした場所で行われています。慣れてしまえばかなり使いやすく、良いところはたくさんあるのですが、これもまた新規の人からすれば複雑すぎてよくわからないでしょう。特に外部のサイトで試合をするというのはあまり他のゲームでは見られることではありません。開発会社のValveが出しているDota2ではゲーム内のランクシステムをプロプレイヤーであっても利用しており、CS2もそれに近づいていくのではないかと予想されています。