ゲーム設定を確認
ゲーム内の設定を確認していきましょう。これは大きく分けてビデオ設定、オーディオ設定、そしてマウス設定の3つに分類することができます。それぞれの設定は、個々のプレーヤーの感じや好み、そしてプレイスタイルによって微妙に異なりますが、ある程度はおすすめのものがあります。
ビデオ設定の項目では、解像度やアスペクト比などを設定していくことになります。解像度については、基本的には使用しているモニターの解像度に合わせるのが一般的ですが、視界を広く取ることで戦略的に有利となる場合もあります。プロの設定を見てみると4:3の解像度を使用していることが多く、モニターの画面に合わせて引き伸ばしにしたり、画面の横に黒帯を出す形式にしているプレイヤーが多いです。これの理由としては様々ですが、ひとつは解像度を下げることでFPSをできるだけ上げるということ、昔からの名残で使っているということがあげられます。これらの他に大きなものとして、敵を大きくするという理由もあります。引き伸ばしの解像度の場合は表示されるものがすべて大きくなることになるので、単純に敵が大きくなり狙いやすくなります。ただその分敵が動く速度が速くなったように見えるので、一概にアドバンテージになっているとはいえません。1920×1080に代表されるような16:9の解像度は4:3に比べると敵が小さいですが、その分視界が広くとれるというアドバンテージがあり、敵の移動速度が遅いので反応速度に自信がない人はこちらの方があっているかもしれません。
フレームレートの上限は、自分の使っているモニターの周波数よりも少し高いところで安定させるのが推奨されます。これによりゲームの動作がスムーズになり、AIMがしやすくなったりというメリットが上げられます。144hzのモニターを使っている場合には200FPS程度で、240の場合は300から350FPS程度といったように設定するのがおすすめです。FPSの制限を掛ける理由としては、パフォーマンスを安定させるためなどがあげられます。マップの場所や敵が近くにいる場合には重くなってFPSが下がり、反対にそうでない場合にはFPSがあがるものですが、あまりに上下する幅が大きいとプレイしていて違和感を感じることがあるからです。
オーディオ設定も忘れてはいけません、敵の足音や銃声、そして投げものの音からは敵の位置情報を得ることができたりします。立体音響の設定を適切に行うことで、これらの情報を最大限に活用することができます。例として、ゲーム内では設定できませんが、PCのイコライザー設定をいじることで足音を聞きやすくすることが可能です。
PCを最適化
CSGOをプレイする上で、自分の実力を最大限に引き出すためには、使っている自身のPCの設定が最適であることが大切です。そもそもパソコンのスペックが足りていることが必要ですし、不要なバックグラウンドのアプリを無効化してPCの動作を軽快に保つことなども重要でしょう。ゲームがスムーズに動作し、快適なプレイ環境を整えるためには重要な要素です。
ゲーム内感度
最後に、多くのプレイヤーがこだわっているのがゲーム内感度の設定です。これは非常に個々のプレーヤーの感じや好みによる部分が大きいです。ある程度は低めの感度が推奨されますが、これはあくまで一般的な話であり、自分自身のプレイスタイルに適した設定を見つけることが重要です。多くのプレイヤーは400DPIで、2.0の周辺に設定していることが多いです。3.0に近くなってくると一般的にはハイセンシと呼ばれ、それ以上になってくるとプロでもかなり少なくなってきます。反対に1.0に近づいてくるとローセンシと呼ばれます。
ハイセンシのメリットとしては、フラッシュが避けやすいことや単純に疲れづらいこと、AWPの扱いがしやすくなるなどがあげられるでしょう。デメリットとしては細かい操作が直に反映されてしまうのでAIMをするのが難しいことでしょうか。ローセンシの場合は個人差はあるもののAIMが安定しやすいことがメリットとしてあげられ、デメリットは腕が疲れたり、マウスパッドやマウスソールの削れ方が大きくなるなどが上げられます。
こうした設定は、プロのプレーヤーの間でも大きく差があり、自分のプレイスタイルやロールによって変わってきます。例えばAWPを使うプレイヤーであればハイセンシであることが多いですし、エントリ―と呼ばれるサイトに攻撃を仕掛けるときに最初に入っていくようなプレイヤーもハイセンシであることが多いです。これはどこに敵がいても素早く反応できるようにするためです。もちろんこれには当てはまらないプレイヤーもいます。